「もしかしてコロナ?」気になる症状・後遺症・最新情報まとめ!感染経路・予防接種・自宅療養も徹底解説

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2020年初頭から世界を揺るがした新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、私たちの生活に大きな変化をもたらしました。
現在は少し落ち着いてきたものの、変異株の出現など、油断できない状況が続いています。

「もしかしてコロナ?」と不安を感じている方も少なくないでしょう。
この記事では、COVID-19の最新情報、主な症状、感染経路、重症化リスク、診断方法、治療法、効果的な予防策、そして気になる後遺症(罹患後症状)、自宅療養について解説します。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とは:SARS-CoV-2ウイルスによる感染症

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、SARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)と呼ばれるウイルスによって引き起こされる感染症です。
このウイルスは主に呼吸器系に感染し、感染しても無症状の場合から、軽度の風邪のような症状、重篤な肺炎、さらには多臓器不全に至るまで、幅広い症状を引き起こすことが特徴です。

COVID-19の感染経路:飛沫感染、接触感染、そしてエアロゾル感染の可能性

COVID-19の主な感染経路は、以下の3つです。

  • 飛沫感染: 感染者の咳、くしゃみ、会話、歌唱などによって放出される、比較的大きな飛沫を吸い込むことによって感染します。感染者と至近距離(約2メートル以内)で会話した場合などが該当します。
  • 接触感染: ウイルスが付着した物に触れた手で、口、鼻、目を触ることで感染します。感染者が触れたドアノブ、手すり、スイッチなどに触れた後、手洗いをせずに顔を触った場合などが該当します。
  • エアロゾル感染(空気感染): 感染者が放出する、より小さな粒子(エアロゾル)を吸い込むことによって感染する可能性も指摘されています。特に、換気の悪い屋内空間で長時間過ごした場合に、エアロゾル感染のリスクが高まると考えられています。

これらの感染経路を理解し、適切な予防策を講じることが重要です。

COVID-19の主な症状:発熱、咳、倦怠感、味覚・嗅覚障害など

COVID-19の主な症状は以下の通りです。
ただし、感染する変異株や個人の免疫力、ワクチン接種状況によって症状の出方は大きく異なります。
無症状感染者も存在します。

  • 発熱: 37.5度以上の発熱が数日続くことが多いです。ただし、微熱や発熱がない場合もあります。
  • 咳: 乾いた咳(空咳)が多く見られますが、痰が絡む咳が出る場合もあります。
  • 倦怠感: 強い倦怠感や疲れやすさを感じることがあります。日常生活に支障をきたすほどの倦怠感を感じる方もいます。
  • 咽頭痛: 喉の痛み、イガイガ感を感じることがあります。
  • 鼻水・鼻詰まり: 鼻水や鼻詰まりが見られることもありますが、他の呼吸器感染症に比べると頻度は低い傾向にあります。
  • 頭痛: 頭痛を感じることがあります。
  • 筋肉痛・関節痛: 筋肉や関節の痛みを感じることがあります。
  • 味覚・嗅覚障害: 味覚や嗅覚の変化や消失が起こることがあります。後遺症として長期間続く場合もあります。
  • 呼吸困難: 重症化すると呼吸困難を引き起こすことがあります。酸素投与や人工呼吸器が必要となる場合もあります。
  • 消化器症状: 下痢、嘔吐、腹痛などの消化器症状が見られることもあります。

これらの症状は、インフルエンザや風邪などの他の呼吸器感染症と類似しているため、症状だけでCOVID-19と判断することはできません。
感染が疑われる場合は、自己判断せずに医療機関を受診し、適切な検査を受けることが大切です。

COVID-19の重症化リスク:高齢者、基礎疾患のある方、未接種者は特に注意が必要

高齢者(特に65歳以上)、基礎疾患(糖尿病、高血圧、慢性呼吸器疾患、心血管疾患、腎臓病、免疫不全など)のある方、ワクチン未接種の方は、COVID-19に感染した場合、重症化するリスクが高いとされています。
また、喫煙者や肥満の方も重症化リスクが高いとされています。

COVID-19の診断:抗原検査、PCR検査などが用いられる

COVID-19の診断には、主に以下の検査が用いられます。

  • 抗原検査: ウイルスのタンパク質を検出する検査です。比較的短時間で結果が判明します。
  • PCR検査: ウイルスの遺伝子を増幅して検出する検査です。精度が高いとされています。

医療機関では、これらの検査結果に加えて、患者の症状や経過、接触歴などを総合的に判断して診断を行います。

COVID-19の治療:対症療法が中心、重症例には薬物療法や酸素投与

COVID-19の治療は、軽症の場合は対症療法が中心となります。
具体的には、解熱剤や鎮痛剤などを用いて症状を緩和します。
十分な休息と水分補給も重要です。

重症例では、抗ウイルス薬(例:パキロビッド、ラゲブリオ)、ステロイド薬、抗体カクテル療法などが用いられることがあります。
呼吸状態が悪化した場合は、酸素投与や人工呼吸器が必要となる場合もあります。
治療については、必ず医師の指示に従ってください。

COVID-19の予防:手洗い、マスク着用、換気、ワクチン接種などが重要

COVID-19の予防には、以下の対策が重要です。

  • 手洗い: 石鹸と流水で20秒以上かけて丁寧に洗いましょう。特に、外出後、食事前、トイレ後などは必ず手洗いを行いましょう。アルコール消毒液(70%以上の濃度)も有効です。手のひらだけでなく、指の間、爪の間、手の甲もしっかりと洗いましょう。
  • マスク着用: 不織布マスクを正しく着用することで、飛沫感染を防ぐことができます。鼻と口をしっかりと覆い、隙間がないように密着させましょう。
  • 換気: 定期的な換気は、室内のウイルス濃度を下げる効果があります。窓を開けて空気を入れ替えたり、換気扇を使用したりしましょう。
  • 三密(密集、密接、密閉)の回避: 人混みや換気の悪い場所を避けることで、感染リスクを低減できます。
  • ワクチン接種: ワクチン接種は、重症化予防に非常に有効です。推奨されている回数の接種を受けるようにしましょう。ワクチンの種類や効果、副反応については、厚生労働省のウェブサイトなどで最新の情報を確認するようにしてください。

COVID-19の後遺症(罹患後症状):多様な症状が長期間続く可能性

COVID-19に罹患した後、一部の方では様々な症状が長期間(数ヶ月以上、場合によっては1年以上)続くことが報告されています。
これらは「後遺症」または「罹患後症状(Long COVID、post-COVID condition)」と呼ばれています。
後遺症は、感染の重症度に関わらず、軽症者にも起こりうる点が特徴です。

主な症状としては、以下のものがあります。
これらの症状は、単独で現れることもあれば、複数組み合わせて現れることもあります。

  • 全身症状:
    • 倦怠感・疲労感:強い倦怠感や疲れやすさが続き、日常生活に支障をきたすほどの倦怠感を感じる方もいます。
    • 発熱:微熱が続くことがあります。
    • 筋肉痛・関節痛:筋肉や関節の痛みが続くことがあります。
    • 睡眠障害:眠りが浅くなったり、不眠になったりすることがあります。
  • 呼吸器症状:
    • 呼吸困難・息切れ:呼吸が苦しくなったり、息切れがしたりすることがあります。
    • 咳:長引く咳が続くことがあります。
  • 神経・精神症状:
    • 集中力低下・記憶障害(ブレインフォグ):集中力や記憶力の低下が見られることがあります。頭がぼーっとする、考えがまとまらないといった状態も含まれます。
    • 頭痛:頭痛が続くことがあります。
    • 睡眠障害:不眠、過眠など睡眠に関する問題が起こることがあります。
    • 不安、抑うつ、気分の落ち込み:精神的な症状が現れることがあります。
  • 消化器症状:
    • 下痢、腹痛:消化器系の症状が続くことがあります。
  • その他:
    • 味覚・嗅覚障害:味覚や嗅覚の変化や消失が続くことがあります。
    • 脱毛:脱毛が見られることがあります。
    • 動悸:胸のドキドキを感じることがあります。

これらの後遺症の原因はまだ十分に解明されていませんが、炎症の持続、免疫系の異常、ウイルスが体内に残存している可能性、精神的な要因など、様々な要因が複合的に関与している可能性が指摘されています。

後遺症の持続期間は個人差が大きく、数週間で改善する方もいれば、数ヶ月以上、場合によっては1年以上症状が続く方もいます。

COVID-19後遺症への対応:医療機関への相談が重要

後遺症が疑われる場合は、自己判断せずに医療機関を受診し、適切な診療を受けることが大切です。
まずはかかりつけ医に相談し、必要に応じて専門の医療機関(呼吸器内科、神経内科、精神科、心療内科など)を紹介してもらうと良いでしょう。

厚生労働省のウェブサイトや各自治体のウェブサイトでは、後遺症に対応する医療機関の情報が掲載されています。
かかりつけ医がいない場合や、近隣の医療機関がわからない場合は、これらの情報を活用してください。

後遺症に対する治療法は、症状に応じて異なります。
対症療法(症状を緩和する治療)が中心となりますが、症状によっては漢方薬やリハビリテーションなどが有効な場合もあります。

後遺症は、日常生活や仕事、学業に大きな影響を与える可能性があります。
無理をせず、休息を十分にとることが大切です。
周りの人に後遺症について理解してもらうことも重要です。

COVID-19は、感染後の後遺症も含めて、注意が必要な感染症です。
最新の情報を常に把握し、適切な予防策を講じることが重要です。
また、感染が疑われる場合や、後遺症に悩まされている場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

出典

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